永住申請をする際につまずきやすいポイントを確認してみましょう
色々なビザ(在留資格)は、外国人の方がそれぞれ決められた範囲で日本で活動するために必要なものですが、永住申請が許可されますと、活動の制限がなくなり、日本にずっと住むことができるようになります。(永住申請に関しては『「永住者」の在留資格(2026年最新)』の記事で詳しくご説明しています)
永住ビザを取るためには、いくつかの厳しい条件をクリアしなければなりません。今回は、一般的な就労ビザからの申請(10年日本に住む必要があるもの)ではなく、日本人や永住者と結婚している方が当てはまる場合の条件(身分系からの永住申請)について説明します。特に多くの方が不安に思われることについて、ご自身でチェックできるようになっています。ご活用ください。
まず大きく分けて以下の4つの条件が重要になります。
- 居住条件(何年日本に住んでいて、今のビザの期限が何年あるか)
- 生計条件(日本で安定して生活していける収入があるか)
- 公的義務の履行条件(税金や年金、健康保険をきちんと払っているか)
- 素行条件(犯罪や交通違反などの悪いことをしていないか)
では、ここからは上記のチェックするポイントを挙げていきます。
📝 永住申請に進めるか?「4つの要件」セルフチェック
- 【居住のチェック】
□ 実態のある結婚生活が3年以上で、日本に1年以上住んでいますか?
- ⚠️さらに重要な新ルールをチェック! 現在は「3年」のビザでも申請できますが、2027年4月以降は現在のビザが「5年」でないと永住申請ができなくなります。 「1年」や「3年」のビザをお持ちの方は、スケジュールが非常にタイトになりますので早めの準備が必要です。
- 【生計のチェック】
□ 世帯全体の年収が「300万円〜400万円以上」ありますか?
- 💡共働きの場合は、夫婦の収入(世帯年収)を合算して審査してもらえます。
- ⚠️扶養家族の人数によって目安が変わるので注意してください。
- 【公的義務のチェック】
□ 税金や年金、健康保険を「1日も遅れずに」払っていますか?
- 【超重要】20歳を超えたお子様のチェックリスト
会社天引きの親本人だけでなく、同居する家族全員の納付状況が見られます。- ✅お子様が「学生納付特例(学生特例)」の手続きを済ませている ➔ 〇(親の審査に影響なし)
- 🚨「学生だから」と手続きもせず、年金を放置・滞納している ➔ ✕(親が不許可になるリスク大!)
- 💡※もし「手続きを忘れていた!」と気づいた場合は、すぐ市役所や年金事務所で過去の分の特例申請を出すか、未納分を支払ってクリーンな状態にしてください。
- 【素行のチェック】
☐ 直近2年間、交通違反はありませんか?
- ⚠️前科がないことはもちろん、日常生活の「うっかり違反」も対象です。目安は直近2年が無違反、過去5年で軽い違反が2〜3回以内です。スピード違反や飲酒運転などの重い違反は一発不許可の恐れがあります。
<まとめ>
永住申請は、ご家族全体のこれまでの日本での生活態度がすべて丸裸にされる審査です。「自分は会社で真面目に働いて税金も納めているから大丈夫」と思っていても、20歳を迎えたお子様の手続き漏れという、思わぬ落とし穴で不許可になってしまうこともあります。
当事務所のある調布市でも、ご家族のビザや年金の手続きが複雑で、「何から手をつければいいかわからない」と相談に来られる方がたくさんいらっしゃいます。
書類を出す前に、家族全員の状況をしっかりチェックして、完璧な状態で入管へ申請することが、スムーズに許可を得るためのポイントになります。


