専門学校卒業からの「技術・人文知識・国際業務」ビザでの就職について
日本の専門学校を卒業し、「専門士」を取った方が、就労ビザ(技術・人文知識・国際業務)を申請する際のポイントについてご説明します。
2024年に運用が変わり一部条件が緩和されたのですが、これが意外と複雑で勘違いしやすい内容になっております。今回のブログでは、何がどう変わったのか、そして注意すべきポイントは何かに絞って、以下の4つの項目で分かりやすく解説していきます。
- 2024年の運用変更で何が変わったのか?
- 注意点!:すべての専門学校が対象ではありません
- 認定されている学校はどうやって調べる?
- まとめ
まずは、運用が以前と比較してどう変化したのかについてご説明します。
<2024年の運用変更で何が変わったのか?>
これまでは、大学卒業(学士)の人に比べて、専門学校卒業(専門士)の人は、学校で学んだ内容と仕事の内容が「厳格に一致」していないと、ビザを取るのがとても大変でした。
例えば、ITの専門学校を出た人が、通訳の仕事をしようとしても、学んだ内容と仕事の内容が一致しない、ということで不許可になるケースが多かったのです。
2024年の運用変更で、文部科学大臣が認定した特定の専門学校・学科を卒業した人に限って、この「学校と仕事の関連性」のチェックが、大学卒業の人と同じくらいまで「ゆるく」なりました。多少、専攻と仕事がズレていても、許可が出る可能性が広がったということです。
次にどんな注意が必要なのかについてご説明します。
<注意点!:すべての専門学校が対象ではありません>
ここが一番大事なところです。今回の「ゆるくなる」ルールは、すべての専門士に当てはまるわけではありません。
大きく分けて、以下の2つのパターンがあります。
- 条件が緩和される(ゆるくなる)ケース
- 文部科学大臣から「外国人留学生キャリア形成促進プログラム」という認定を受けている学校・学科を卒業した場合です。この場合は、大学卒業の人と同じような柔軟な審査をしてもらえます。
- 今まで通り厳しいケース
- 上記の認定を受けていない専門学校や学科を卒業した場合は、今まで通り、学んだことと仕事の内容が厳密に一致しているかどうかを厳しくチェックされます。「専門士なら誰でも緩和される」というわけではないので、注意してください。
では、条件が緩和されるか、今まで通り厳しいか、どう判断したらよいでしょうか。
<認定されている学校はどうやって調べる?>
自分が通っている(または採用予定の学生が通っている)学校が認定されているかどうかは、文部科学省のサイトにある「リスト」で確認することができます。
確認場所: 文部科学省ホームページ
https://www.mext.go.jp/content/250321-mxt_syogai01-000034601_001.pdf
リストはPDFで公開されていますが、学校名だけでなく、その中の「どの学科・課程」が認定されているかまで細かくチェックする必要があります。
最後に今回の記事についてまとめます。
<まとめ>
2024年の運用の変更で、専門学校卒業の方の就職のチャンスは間違いなく広がりました。しかし、自分が緩和される対象なのかどうかを正しく知っておかないと、ビザ申請で失敗してしまうリスクがあります。まずは、文科省のホームページでご自身の卒業する学校とその専門課程を確実に確認することが重要です。


